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2006年03月02日 00:30

懐かしい笑顔と・・・

2月のある日、懐かしい相手から1通のメールが届いた。

  [件名]
  ★★です!

  [本文]
  こんばんわ!
  お久しぶりです!
  元気ですか?
  自分は●●試験無事合格して今勉強中です!
  ☆のほうはどうですか?

「こんばん"わ"じゃなくて、こんばん"は"だよ~」
「相変わらず、句点になるとこが全部"!"じゃん(笑)」
「合格したのに勉強中って、意味わかんね~」
そんな突っ込みを入れながらも、うれしくて何度もメールを読み返した。


付き合った相手から、別れと同時に縁が切られる・・・
僕にはそんなジンクスがあった。
年齢差が大きいため、友達の延長のような恋愛にはならないためか・・・?
もう連絡も取りたくないような、相手にとって不快な別れ方をしてるのか?
熱が冷めたら、何の魅力もなく、必要もない男なのか・・・?

どちらが冷めたに関わらず、いつも僕から別れようと切り出してはいるが、「もう会いたくない(会えない)」ではなく「恋人としては付き合えない」ってことで、大切な存在であることには変わりないのに・・・。

それが、去年の暮れあたり、以前付き合いかけてうまくいかなかった相手から、時々連絡が入るようになり、競技一筋の生活をしてるそいつの気晴らしに、一緒に飲みに行ったりもした。
さらにその後、そいつの前に付き合ってた奴からも連絡があり、お互いの近況報告したりする機会もできたり・・・。



そして今回のメール・・・。

彼とは別れてから2年半も経ち、その間一度、ウチに置きっぱなしのものを取りに来たくらいで、その後連絡も偶然どこかで顔を合わせることもなく、2年以上が過ぎていた。

このメールで、ジンクスはまたひとつ崩れたが、彼のことがとても心配になった。
長い時が開いての連絡ってのは、あまりいい状況ではないって知らせと同じだし、それが振った相手にということは、よほどのことだろう。
「きっと僕に、何かを求めてるんだ・・・」勝手なのかもしれないが、そう感じた。

そんな心配は隠したまま、「せっかく連絡くれたんだから、美味いもんでも食いに行こう!」と、彼を誘った。


それから10日ほど後・・・、久々に見る彼は、当時より少しだけ大人びて見えたが、変わらない笑顔がそこにあった。
懐かしさいっぱいで声をかけた。

「久しぶりだな~!」
「なんか、雰囲気変わったー」
「(いきなり、ナニ!?)えっ、どういう風に?」
「う~~~ん・・・」
「イカニモになったとか・・・?(汗々)」
「ううん。てか、そんなん目指してないでしょー(笑)」
「じゃ、すごい老けたとか・・・?(ドキドキ)」
「違う違う(笑)」

僕にそういう彼は、ヘンにゲイカルチャーに染まることもなく、あの頃のままの雰囲気で、安心したと同時にとてもうれしかった。
当時、あまりふたりで出かけることがなかったから、大人のデート(?)にふさわしい場所を・・・と探しておいた店へ彼を案内した。
ちょっと探るように、お互いの恋愛話をしてるとき、彼がこんなことを言ってきた。

「今日一番聞きたかったことあるんだけどー(笑)」
「ナニナニ?」
「オレのあとに、ふたりと付き合ったってメールにあったけど、何歳だったの?」
「えっ・・・と、出逢ったときはふたりともハタチだよ」
「やっぱりそのへんなんだー(笑)」
「いや、たまたまだって(汗)」

僕たちが出逢った頃、彼は21歳。
僕が若い奴を好きだって知ってるから、あれから3つ年をとった彼としては、そんなことも気になるのかなーと、少し可笑しかった。

付き合ってた頃のように気軽に、でも確実に別々の時間が、お互いに流れてたことを実感しながら、僕は彼との時間を過ごした。


「またね」と言って、彼は駅の改札を抜けていく。
改札の向こうで手を振る笑顔が少し淋しく感じたのは、彼の気持ちだったのか、それとも僕の気持ちだったのか・・・。

久々に会えてすごくうれしかったのに、日が経つにつれて、懐かしい笑顔が幻のように薄れていき、なんだか切ない出来事のようになっていく。
あいつが淋しい気持ちを抱えてるのなら、僕は何をしてやればいいんだろう・・・。

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